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You can make your own happiness!

旅と美味しいものが大好き。

あなたの夢はなんですか?

友人たちと会話していた。

 

女子会、の例に漏れず、

万華鏡のように話題は変遷し、やがて

時間もお金も、

あらゆる制限のない期間になにをしたいか?

という問いになった。

 

そんなことができたらいいよね、と

戸惑いがちに言う人

目覚ましがないというだけで天国、と

嬉しそうに笑う人

寝ても覚めてもアニメをみる、という人

考えられるだけの男と寝まくる、という人

様々で、その様をみながら私もやりたいことを列挙していたのだけれど、

しばらく黙っていたひとりが、

「私は、旅に出たい」といった。

 

「寝袋と最低限の荷物だけを持って、

日の出ているうちはカヌーで川を下り、

夜になったらテントか、

なければ寝袋だけでもいい、

そこで寝る

そんな生活をしてみたい」

 

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彼女は、

ルールに従順で、

堅実さと計画を好み、

ひとつひとつの物事を

積み上げるように重ねて

結果を得る、

ことを良しとする人だと思っていたので

わたしはすこし、いやかなり吃驚して、

じっと彼女の顔を見てしまった。

 

その時の彼女の顔は、

夢見るような、彼方をみる眼差しと

口許には意志と微笑みを掃いて

内から灯るような、

柔らかく明るい光を纏っていた。

 

そして、一種の静寂さをもって輝いていた。

 

わたしは

なんだかいいようもなく感動してしまって

うまく返すことができなかったのだけれど

数日が経ったいまでも、

あの時の彼女を思い出す。

 

そして、

人に見せている面というのは

そのひとのほんの一部でしかなく

そのひとの持つ本質とは

別段関係がないものなのだと

本質とは隠しても滲み出てくるものなのだと

思い返している。

 

彼女がそのことに気付いたらどうなるだろう。

ふと思いつきで口にしたことこそが

彼女自身で、彼女の望みで、夢なのだと。

彼女が、全身でその夢を追ったら。

その夢想は私をなんだか高揚させた。

 

そして思う。

ひとが夢を叶えていく姿、というのは

周りに勇気と喜びを与える。

自分が気付いていないだけで、

自分自身も、その夢も喜びも、

誰かの支えになり、

喜びになり、

力になっているかもしれない。

 

そうしたら、そう、

夢を夢のままにしておくなんて

なんて勿体無い!

夢をみて、口にして、現実にして、

夢のなかを生きていかなければ。

 

「あなたの夢はなんですか?」